石の歴史
宝石を珍重してきた西洋の人々は、宝石に神秘的なパワーが秘められていると信じ、星座にちなんだ石が幸運を呼び、自分を護ってくれると考えてきました。
古代エジプトでは、石は神々の力を直接人類に伝える道具として珍重され、数々の儀式に使用されてきました。
悪霊を祓い、邪悪なものから身を護る石として、神官、巫女の間で使われていたようです。
クレオパトラがマラカイトを砕いてアイシャドウとして使っていたことは有名です。
インドでは、石薬や石を用いた療法が千年以上に渡って伝えられています。
占星術からどんな宝石を身に着けたらよいか助言する学問もあります。
日本では弥生から古墳時代にかけては、勾玉などが使われ、奈良時代には陰陽師が水晶の念珠を用いて占いをしていました。
翡翠は縄文時代より神のパワーを宿した石として尊ばれてきました。